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ブログ 2022.02.03

冬枯れの森

2月の初旬、一年で一番寒い時期ですね。
みなさま、体調を崩されていませんか?

冬枯れの森を散策してみました。
冬の森なんて葉っぱもないしつまらないと思っていませんか?

森の中から空を見上げてみましょう。

樹木たちがたくさんの葉っぱをつけるために
どれほどたくさんの細やかな枝を伸ばしているか。

冬の楽しみは何といっても樹木の枝ぶり
葉っぱがある時期には葉っぱに隠れて見えませんが
冬なら丸見えです。
枝ぶりにも樹木の個性が表れています。

古い切り株を見つけました。
なんと切り株の根元から若い小さな若い枝が3つも伸びていました。
こんな姿になっても根っこはまだ生きているのですね。
その生命力に感動しました。
また大きな木に成長するといいな・・・

落ち葉達も何度も雨に打たれ、雪に埋もれ、日が当たって
を繰り返しているうちにしわくちゃになってきました。
秋の落葉直後に見た姿とはまた違います。
こうやってだんだん土に還ってゆくのですね。

落ち葉に伸びる樹木の枝の影もまた趣があります。

風もなく日差しがあるので少しベンチで休みましょうか。

次に見つけたのは・・・

コケ達も潤いが足りない様子。
雨の季節が来るのをじっと待っているようです。

樹皮に生えたコケに生えるこんな植物も発見。
ツル科植物のようで樹皮のあちこちに広がっています。

天の川エリアへと足を延ばしましょう。

冬の芝生はやっぱり枯れて茶色の絨毯だよな~と眺めていたら
「!!!」
「なんか緑色のものが見える!」
ということで近づいてみると
あちこち地面にへばりつくように背の低い草が生えています。

さらに近づいて観察すると

なんともかわいらしい花が咲いています。
ほんとに小さくて
地面に顔を近づけてみないと見落としてしまいそうな花です。

少し前に「森を再生する天の川」を紹介しましたが
まさに今ここで森の再生が始まろうとしています。
何もなかったところに初めて自然に生えた植物たちです。
みなさんも「木もれびと星の里」にお越しの際は
再生の瞬間をお見逃しなく。
雑草が生えてる、ではなく森が再生してゆく過程なので
優しく見守ってあげてください。

「木もれびと星の里」の樹木でいち早く花を咲かせる
コブシの芽が大きく膨らんでいました。