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これからの「お墓のあり方」|新しいお墓の選び方徹底解説
日本では少子高齢化や核家族化が進み、「お墓を継ぐ人がいない」「子どもに負担をかけたくない」という理由から、お墓のあり方が見直されています。従来の墓石だけでなく、承継者を必要としない樹木葬や納骨堂なども注目を集めている状況です。
本記事では、お墓購入時の注意点、承継者不要のお墓の種類と特徴、選択時のポイントを詳しく解説します。後悔のないお墓選びにお役立てください。
| 【この記事で分かること】 ・近年のお墓のあり方について ・承継を必要としないお墓について ・お墓のあり方を考える際の注意事項 |
時代とともに変化するお墓のあり方
従来、お墓は墓石に「先祖代々之墓」と刻まれ、墓石に向かってお参りするものが一般的でした。これは「家墓(いえはか)」と呼ばれ、明治初期から広まり始めたものです。亡くなると先祖代々のお墓に入り、その子孫が代々受け継いでいくという形が主流でした。
しかし近年、お墓のあり方が変化しています。墓地・霊園の検索サイト「お墓さがし」が実施した「お墓選びの実態調査(2023年)」によると、全体の約7割が、樹木葬や納骨堂、合祀墓といった跡継ぎのいらないお墓を検討、または購入していることがわかっています。
継承者を必要としないお墓が選ばれる主な理由を見ていきましょう。
少子化・未婚化により「お墓を継ぐ人」がいない
日本では出生率の低下・高齢化が進行し、核家族化や単身世帯の増加が顕著です。家族構造の変化により、そもそもお墓を継ぐ人がいない、あるいは確実ではない状況が増加しています。
また子どもがいても、遠方在住・別世帯などにより、「継いでもらえないかもしれない」という不安を感じる方もいます。
子ども・家族に負担をかけたくないという意識の高まり
従来のお墓は、維持管理・墓石の補修・年間管理費を伴うため、継承者にとっては長期間の負担です。
親世代自身が負担を感じた経験から、「子どもや家族に迷惑をかけたくない」という思いも強まっています。
ライフスタイルの変化で「通えるお墓」が限られてきた
都市部への人口集中や、転勤・結婚による居住地の流動化で、実家近くのお墓に通いづらくなっているのもお墓のあり方が変化している要因の1つです。地方にあるお墓は移動距離や高齢期の体力面から、維持・管理が現実的でないケースが増えています。
行けない・管理できないお墓を子どもや家族に残すことへの心理的な抵抗感が高まっています。その結果、立地や管理負担を前提としない、承継不要なお墓が選ばれるようになっているのです。
承継者を必要としないお墓のあり方
承継者を必要としないお墓には、樹木葬・合祀墓・納骨堂・永代供養付きの一般墓など、様々な選択肢があります。それぞれ費用や供養方法、契約期間が大きく異なるため、自分や家族の希望に合った形を選ぶことが重要です。
ここでは、各形式の特徴と注意点を詳しく解説します。
樹木葬
樹木葬とは、墓石の代わりに樹木を墓標とみなすお墓です。自然の中で眠りたい人におすすめのスタイルとなっています。樹木葬は合祀型・集合型・個別型の3つのタイプに分けられ、それぞれ費用や供養の形式が異なります。
各タイプの詳細は以下の画像をご参照ください。

大阪北摂霊園では、ドイツ型樹木葬を取り扱っており、単に墓石の代わりに樹木を使用するのではなく、森の中にお墓があるという形をとっているため、より自然を感じられるお墓となっています。

合祀墓(ごうしぼ)
他人の遺骨とまとめて、共通のお墓に埋葬するスタイルのお墓です。多くの場合、継承者が不要な永代供養や永代管理の形をとります。他人の遺骨と混ざってしまうため、一度納骨すると個々の遺骨を取り出せない点がデメリットです。
将来的に家族の考えが変わる可能性がある場合は慎重に検討しましょう。費用を抑えたい方におすすめで、相場は3~30万円程度です。
納骨堂
納骨堂とは、遺骨を納めるための施設です。建物内に収骨スペースがあり、個々の区画を購入して納骨・参拝できます。また室内のため雨の日でもお参りしやすいのがメリットです。
納骨堂は、ロッカー式・仏壇式・機械式の大きく3つのタイプに分けられます。
- ロッカー式:コインロッカーのような形状で、比較的費用を抑えられる
- 仏壇式:仏壇のような個別スペースがあり、位牌や供物を置ける
- 機械式:参拝時に機械が遺骨を運んでくる自動搬送式。都心部に多い
費用は20~150万円程度です。
永代供養付きの一般墓
「永代供養」とは、霊園や寺院の管理者が遺族に代わり、遺骨の供養と管理を継続的に行う供養形式を指します。「永代供養墓」は、管理者が遺族に代わって供養・管理を行うお墓の総称です。
永代供養墓は、契約すれば誰でも永続的に供養と管理が受けられます。「永代」と名前がついているものの期限を設けている場合がほとんどで、契約期限を境に合祀するお墓が多い傾向にあります。
契約期限は、17回忌、33回忌、50回忌などの年忌法要を区切りとする霊園・寺院が多いです。なかでも「弔い上げ」とされる33回忌までを契約期限とする永代供養墓がよく見られます。
散骨
お墓ではありませんが、散骨を選択する方も増えています。散骨は、火葬後のご遺骨を細かく砕いて、海・山・空などの自然に撒くことで、自然に還す「自然葬」という葬送方法の1つです。
散骨を選択する方が増えている背景には、都市部における墓地不足やお墓にかかる費用の高騰があります。また、遺骨がシンプルに自然に還るという考え方が支持されるようになったことも要因です。
参考:海洋散骨需要、5年で8.3倍に!年間件数は1,200件を突破!【海洋記念葬®シーセレモニー】 | 株式会社SPICE SERVEのプレスリリース
お墓のあり方を考える際の注意点
お墓のあり方を考える際は、単に費用や立地だけでなく、家族全員の意向や将来的な管理方法も慎重に検討する必要があります。ここからはお墓のあり方を考える際の注意点を2つ紹介します。
家族との話し合いを十分に行う
お墓を今後どうしていくかについて、家族との話し合いが重要です。遺族がどのような方法で故人を偲びたいか、適した場所はどこかをすり合わせることで、後々のトラブルを避けられます。
話し合いでは、具体的な選択肢や特徴について情報を共有することが、すれ違いを引き起こさないためのコツです。お墓の選択には経済的な要素も大きく関係するため、費用面も包み隠さず話し合いましょう。
定期的なお墓参りが可能か、遠隔地の場合は維持管理をどうするかも話し合うべきです。
お墓の種類や内容を理解する
合祀墓や個別タイプ、樹木葬と組み合わせたものなど、お墓の選択肢は様々です。それぞれの特徴やメリット、デメリットを把握したうえで、自分や家族にとって最適な形を選ぶことが大切です。
特に、永代供養の有無や契約期間、承継者の要否など、長期的な視点をもって話し合いましょう。
まとめ
お墓の選択は、人生における重要な決断であり、一度決めると簡単には変更できません。少子化やライフスタイルの変化により、承継者不要のお墓が注目を集めており、樹木葬・合祀墓・納骨堂など選択肢は多様化しています。
それぞれ費用や管理方法が異なるため、立地・予算・宗教的制限・管理体制などを総合的に確認することが大切です。
大阪北摂霊園では、森の中で自然に還ることができる樹木葬を取り扱っております。5つの種類の中から、故人にあった埋葬方法をお選びいただけます。公共交通機関でのアクセスも可能です。
