お知らせ・ブログ

ブログ 2026.01.29

お墓の移動費用は総額いくら?相場と内訳を徹底解説【改葬完全ガイド】

お墓の移動を検討する際、費用がどれくらいかかるのか気になる方も多いでしょう。改葬には、現在のお墓の撤去費用から新しいお墓の設置費用まで、さまざまな費用が発生します。

本記事では、お墓の移動にかかる費用の相場や内訳、必要な手続き、費用を抑える方法について詳しく解説します。改葬を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

【この記事で分かること】
・改葬にかかる費用の相場がわかる
・費用の内訳がわかる
・そのうえで、なるべく安くできる方法がわかる

お墓の移動にかかる費用の相場

お墓の移動にかかる費用の相場

改葬を行う際の総費用は、おおよそ100〜300万円の範囲に収まるケースが多いです。具体的な金額は、現在のお墓の規模、遺骨の数や状態、宗教儀式で必要となるお布施の額などによって上下します。

加えて、墓石を運ぶための輸送代金や新たなお墓を据え付ける工事代、各種書類の手数料なども別途かかる可能性があります。なお、費用は今あるお墓の場所と、新しく建てる場所の双方で発生する点も覚えておきましょう。

お墓の移動にかかる費用の内訳

お墓の移動には、改葬元での手続きや撤去費用、墓石の運搬費用、改葬先での新しいお墓の設置費用など、さまざまな費用が発生します。

ここでは、それぞれの段階でかかる費用の相場を詳しく解説します。

改葬元でかかる費用

お墓を移動する際、現在のお墓がある場所で発生する費用があります。主な費用は以下のとおりです。

  • 改葬に必要な各種書類の発行手数料
  • 墓石の撤去や区画整備の費用
  • 遺骨を取り出す際の閉眼供養のお布施や取り出し料

また、お寺の檀家であった場合には離檀料も必要です。それぞれの費用の相場と内容を詳しく見ていきましょう。

遺骨の取り出し

一般的にお墓を撤去したり遺骨を取り出したりする際は、「閉眼供養」とよばれるお墓に眠るご先祖さまの魂を鎮めて、抜き取る儀式を行う場合もあります。ただし閉眼供養は、絶対に実施しなければならないものではありません。

この儀式は僧侶立ち合いのもと行われます。閉眼供養を行う場合は、僧侶へのお布施と遺骨の取り出し料がかかります

  • お布施:1~3万円(宗派によって閉眼供養がない場合は不要)
  • 遺骨の取り出し:1人分につき3万円前後

墓石の撤去・区画整備代等

今あるお墓を解体し、敷地を元の状態に戻して管理者へ返還する必要があり、墓石の解体作業や敷地の復旧作業にも料金が発生します。

墓石を取り除いた後の土地の整備や、取り除いた墓石の廃棄処理は、専門の石材業者へ依頼することになります。

  • 墓石の撤去:1㎡あたり10~20万円程度

各種手続き書類の発行手数料

改葬手続きでは、現在お墓がある地域の行政機関やお墓を管理している団体と公的なやり取りが求められます。手続きで準備すべき書類には「埋蔵証明書」「改葬許可申請書」「受入証明書(墓地使用承諾書、霊園契約書の写し等)」があります。

これらを現在お墓がある自治体の窓口へ提出すると、「改葬許可証」が交付される仕組みです。大阪北摂霊園では、受入証明書ではなく使用許可証を発行し、写しを提出することとなっています。

  • 埋蔵証明書:お墓を管理する施設(寺院、霊園など)が交付する書類

300~1,500円程度

  • 改葬許可申請書:現在お墓がある自治体が交付する書類

0~1,000円程度

  • 受入証明書:移転先の管理施設が交付する書類

0~1,500円程度

離檀料

改葬によってお寺の檀家から離れることになるため、現在のお墓が寺院にあり檀家関係にある方は離檀料が求められます。檀家関係がない場合は支払う必要はありません。

離檀料には固定された金額設定がなく、数万~数十万円程度が一般的です。お寺との付き合いの深さや地域ごとの習慣により金額に差が出るため、前もって確認しておくと安心できます。

運搬にかかる費用

今まで使っていた墓石を、移転先でも引き続き使用したい場合に費用が発生します。解体して処分する選択をした場合、この費用はかかりません。

費用の相場は20~80万円の範囲で、墓石の大きさや移動する距離により変わります。墓石の重さや輸送経路の状況次第では、クレーン車といった特別な車両が必要となり、追加の料金が発生するケースもあります。

改葬先でかかる費用

改葬先で新しくお墓を建てる場合、永代使用料、墓石代、工事費用、お布施代などの費用が発生します。お寺の墓地では入檀料が必要になることもあります。

改葬先の種類や立地、選ぶ墓石によって総額は大きく変わるため、事前にしっかりと見積もりを取り、予算を把握しておくことが重要です。

永代使用料

永代使用料は、お墓の土地を使う権利に対して支払う料金を意味します。お墓を設置する区画は借用している土地であるため、所得税・相続税・固定資産税といった税金は課されません。

料金は墓地の立地や区画面積により異なり、原則として返金はされません。永代使用料の全国平均金額は47.9万円という調査結果が出ています。

工事費用

改葬では、お墓を設置する区画の基礎を作る工事と、墓石を据え付ける工事が求められます。基礎工事は、墓石を支える土台部分を構築する作業で、耐震対策や土台に使う材料、施工方法により料金が変わります。

墓石の規模や、外柵といった付属設備の有無で異なり、据付工事と基礎工事の合計で10~30万円程度が相場です。

重機を使うかどうかや、作業の難易度によっても料金は若干変動するため、詳細な見積もりを依頼しましょう。

新しい墓石代

移転先の墓地で新規にお墓を設置する際に必要となる費用です。墓石本体の価格だけでなく、外柵・納骨室(カロート)、設置作業の費用なども含まれます。

墓石代の費用は100~200万円が相場です。石の材質やデザイン、彫刻の仕様により価格は大幅に変わるため、複数の石材業者から見積もりを取得することを推奨します。

お布施代

新しいお墓へご遺骨を納める時には、故人の魂を墓石に迎え入れて礼拝の対象とする開眼供養という儀式を行うことがあります。開眼供養を実施する際は僧侶を招くため、5,000円~1万円程度のお布施を支払いましょう。

また、納骨時に必要な埋葬に関する費用は1柱につき約3万円が相場です。さらに戒名をつけることが求められた場合には戒名料が必要となります。細かな料金は施設ごとに違いがあるため、前もって確認しましょう。

入檀料

移転先の墓地が寺院であった場合、入檀料が求められる可能性があります。入檀料の相場は10~30万円です。ただし固定された金額設定はないため、住職に相談して判断すると良いでしょう。

入檀料が不要な寺院も存在するため、墓地を選定する段階で事前の確認が大切です。

お墓の移動に必要な手続き

お墓の移動には、法律に基づいた手続きが必要です。改葬許可申請書の準備から始まり、必要書類の収集、改葬許可証の交付を経て、改葬元の整理と改葬先での埋葬という流れで進めます。

ここでは、それぞれの手続きを詳しく解説します。

改葬許可申請書の準備

まず改葬元の市町村役場から、改葬許可申請書を受け取ります。各市町村のホームページから申請書をダウンロードできるところもあるため、ご確認ください。

必要書類の収集

次に改葬許可申請に必要な書類を集めます。改葬先の受入証明書(墓地使用承諾書、霊園契約書の写し等)、埋葬・埋蔵証明書を受け取ります。

市区町村によっては必要な書類が異なる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。埋葬・埋蔵証明書は改葬元の墓地管理者に発行してもらう必要があるため、早めの依頼がおすすめです。

申請書の提出・改葬許可証の交付

集めた書類と必要事項を記入した改葬許可申請書を改葬元の市区町村役場に提出し、改葬許可証を発行してもらいましょう。改葬許可証の発行には数日から1週間程度かかる場合があるため、余裕を持って手続きを進めることが大切です。

受け取った改葬許可証は、改葬先に提出します。

改葬元の整理

改葬元の宗教や宗派に従って「閉眼供養」などの儀式を行ったのち、遺骨を取り出します。

その後墓地を更地にして、墓地管理者へ返還します。

墓石の撤去費用は1㎡あたり10~20万円程度が相場ですが、墓地の立地条件によって変動するため、事前に確認しておきましょう。墓石の撤去は専門の石材店に依頼します。

改葬先で埋葬

改葬先では新しいお墓を建てます。お墓を建てた後は、改葬先の宗教や宗派に従って「開眼供養」などの儀式を行います。

納骨の際には改葬許可証を墓地管理者に提出する必要があるため、忘れずに持参しましょう。儀式が終わったら、遺骨を新しいお墓の納骨室に納骨して改葬完了です。

お墓の移動にかかる費用を抑える方法

お墓の移動には多くの費用がかかりますが、工夫次第で負担を軽減できます。

新しい供養形式の選択、業者の相見積り、補助金の活用など、費用を抑えるための具体的な方法を紹介します。

新しいお墓の形式を利用する

新しいお墓の形式を利用する

散骨、合祀墓、納骨堂、樹木葬など一般墓での供養とは異なる新しいお墓の形式を採用するのも費用を抑えるための方法です。特に樹木葬は安価に購入でき、維持費の負担が少ない点がメリットです。

「いいお墓 第16回 お墓の消費者全国実態調査(2025年)」の結果では、「購入したお墓の種類」における約48.5%を樹木葬が占めており、人気の高まりがわかります。

大阪北摂霊園では、森林の木々をそのまま墓標とするドイツ型の樹木葬を採用しており、大きく5つのスタイルを提供しています。詳細は以下のサイトをご覧ください。

解体業者や改葬先の相見積りを行う

改葬元の墓石解体などを依頼する際には、複数の業者から見積りを取りましょう。追加料金の発生しやすい項目や、オプションの有無等を確認することで、適正価格の業者を選べます。

見積書の内容が不明瞭な場合は、作業内容や費用の内訳について詳しく説明を求めることが大切です。

また、改葬先の霊園や寺院、設置する墓石の大きさや墓地区画などによっても費用は左右されるため、十分に比較検討することで費用を抑えられます。

補助金を活用する

自治体によっては、お墓の返還を支援する補助金制度が設置されている場合があります。ただし、制度の内容や満たすべき条件等は各自治体によって異なるため、自身の住む地域の自治体を確認しましょう。

補助金の申請には期限や予算枠が設けられていることが多いため、改葬を検討し始めた早い段階での問い合わせをおすすめします。

まとめ

お墓の移動には、改葬元での手続きや撤去費用、運搬費用、改葬先での新しいお墓の設置費用など、総額で100〜300万円程度の費用がかかります。

費用を抑えるには、樹木葬などの新しい供養形式の選択、複数業者からの相見積り、自治体の補助金活用が有効です。改葬には法律に基づいた手続きが必要なため、余裕を持って計画を進めましょう。

大阪北摂霊園では、費用を抑えられるドイツ型の樹木葬をはじめ、さまざまなスタイルのお墓をご用意しています。改葬をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

  • Instagram Facebook Youtube
  • ご相談・お問合せ