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お墓購入の注意点まとめ|費用・場所・霊園選びで確認すべきポイント
お墓の購入は、一度決めるとやり直しがきかない重要な決断です。安易な選択は管理や費用面で家族に長期的な負担をかけることにもつながります。
立地、環境、宗教的制限、管理体制など確認すべき点は多岐にわたります。本記事では1つずつ丁寧に解説するため、最後までご覧ください。
| 【この記事で分かること】 ・お墓を購入する際に気を付ける点がわかる ・お墓購入時の思わぬ失敗を防ぐ手段がわかる ・霊園・墓地選びの注意点がわかる |
お墓を購入する際の注意点
墓石・樹木葬・納骨堂など選択肢は多様化しており、それぞれ費用や管理方法が大きく異なります。
希望するお墓の種類か

お墓は、墓石・樹木葬・散骨・納骨堂などの形式ごとに特徴や注意点が異なります。主な形式は以下の通りです。
- 墓石:長期維持を前提とし、管理費や修繕費が必要
- 樹木葬:管理負担が軽いが、合同型・個別型など区画によって供養の形が変わる
- 散骨:自然回帰を望む人向けだが、遺骨を戻せず「手を合わせる場所がほしい」と感じる家族には合わないこともある
- 納骨堂:アクセスしやすい一方、契約期間が定められている場合がある
自分や家族が求める供養スタイル・維持方法・費用感を踏まえて、納得できる形式を慎重に選ぶことが重要です。
アクセスや災害リスクを踏まえた立地を選ぶ
お墓参りを続けやすいよう、坂道や階段の有無などアクセスの負担を確認しましょう。年齢を重ねると、傾斜のある場所は通いにくくなります。
また、霊園や寺院の立地・雰囲気・周辺環境によって、利便性やお参りのしやすさが大きく変わります。
盛り土の造成地や軟弱地盤は、地震・豪雨で墓石が傾くリスクがあり要注意です。現地で歩きやすさ、水はけ、駐車場の使いやすさなどを確認し、長期的に安心して通える場所を選びましょう。
さらに、ハザードマップで洪水・土砂災害・津波などの想定区域に含まれていないか事前にチェックしておくと安心です。
予算内に収まっているか
お墓購入時にかかる費用は、墓地の使用料(永代使用料)、墓石代、墓石の工事費、供養時のお布施代などです。
お墓の値段は、主に石材の使用量・種類、墓地の広さ、工事のしやすさで決まります。全国優良石材店の会が実施した「2025年お墓購入者アンケート調査」によると、墓石の平均購入金額は169.5万円程度です。価格を抑えたいなら、小さめのお墓にする、国産ではなく外国産の石材を選ぶといった工夫で対応できます。
また、購入後も管理料、メンテナンス料、お布施など費用がかかるため、予算にゆとりをもってお墓を選びましょう。
時期は適切か
お墓の購入時期は納骨のスケジュールに合わせて計画することが多いです。一般的には、故人の四十九日法要後に納骨式を行いますが、急ぐ必要はありません。
お墓がない場合は1周忌を目安に購入し、納骨するケースがよくみられます。お墓の建立には数か月かかることもあるため、納骨予定日から逆算して計画を立てましょう。
多くの墓地では、建墓期間が定められています。建墓期間とは、墓所を契約した後、一定の期間内に墓石を立てなくてはならないというものです。
公営墓地の場合、墓地の取得からの期限は3年以内です。期限内に墓標を設置することが使用の条件となっているため、事前に確認しておきましょう。
霊園や墓地の利用資格
お墓を購入する際は霊園や墓地に利用資格が定められているかを確認しておくべきです。利用資格の具体例として以下があります。
- 霊園や墓地が指定する自治体や地域に現住所があること
- 国籍
- 宗旨や宗派
- そのお寺の檀家であること
特に、墓地の宗教や宗派の制限を確認しておくことが重要です。寺院墓地は原則としてその寺院の宗派・檀家の人のみが利用できるシステムとなっています。
民営霊園は一般的に宗教不問ですが、一部では供養方法に制限がある場合もあるため注意しましょう。
家族に異なる宗教・宗派の人がいる場合、同じお墓に入れるかを事前に話し合っておくことが大切です。
他にも、法要に関すること、お墓の継承に関することなど、お墓によって様々な条件が定められているため、その条件に合うかチェックしましょう。
大阪北摂霊園は、多様性を許容し、国籍・人種・宗教・性別・貧富などによる差別なく受け入れているため、どのような方でもご利用いただけます。
環境や雰囲気が好みに合うか

墓地の見学の際は日当たりも確認しましょう。特に、今後お参りに行くことが多いと思われる午前中の日当たりは重要です。
周辺に高い建物がない限り、東向き、南向きのお墓は日当たりが良いとされています。日当たりは季節や時間によって変わるため、できれば何度か足を運んで確認することが理想です。
風通しのよい区画は、湿気がこもりにくいため、お墓の手入れがしやすい点がメリットです。区画や土地によっては、地盤がゆるかったり、水が溜まりやすかったりすることもあります。
水はけが悪いと、お墓の地下にあるカロートと呼ばれる納骨棺に湿気や水が侵入し、遺骨に影響を及ぼす可能性もあります。
区画にある木にも注意が必要です。落ち葉の季節にはお墓掃除の負担が大きくなります。樹木の根がお墓の周囲に及ぶと地盤が隆起する可能性があるため、合わせて確認しておきましょう。
設備面が充実しているか
駐車場、トイレ、管理事務所、法要室、水場など、各設備についても確認しておきましょう。何があるかだけでなく、手入れの程度もチェックしておくと安心です。駐車場の台数も確認しておくと、お墓参りの際に焦りません。
管理事務所の場所やスタッフの対応も事前にみておきましょう。車椅子や介助の必要な身内がいる場合は、段差の少ないバリアフリー墓地を選択すると負担が少なく済みます。
法事とお墓参りを一か所で済ませたい場合は、法要施設と会食施設が併設されている墓地を選びましょう。僧侶や会食の手配を管理棟で担ってくれることもあるため、事前にサービスも確認しておくことをおすすめします。
ほうき、ひしゃく、手桶など、お墓参りに必要な道具が用意されているかもお墓を訪れた際に確認しておきましょう。
管理会社は信頼できるか
不適切な管理は様々な問題を引き起こします。墓石の場合、地震対策が不十分だと倒壊のリスクが高まるため、管理をしっかりと行わなくてはなりません。
樹木葬の場合、手入れをしないと雑草が生い茂ることで景観が損なわれ、納骨堂においても建物の改修が行われず老朽化します。
事前に問題を避けるために、管理者や管理会社の実績や評判を調査しましょう。定期点検や災害対策、長期的な維持管理計画などの説明も必ず聞いておくことが大切です。
大阪北摂霊園は、公益財団法人大阪府都市整備推進センターが運営・管理しているため安心してご利用いただけます。
墓石のデザインに制限はないか
お墓の形状や彫刻にこだわりがある場合は、墓石のデザインの制限も確認しておきましょう。墓所には大きく分けて規格墓所と自由墓所の2つがあります。
| 規格墓所 | 形状を自由に変えることはできません。また形状や石種まで指定されていることが多いです。 |
| 自由墓所 | 基本的には自分の好みの石材や形状でお墓を建てられます。高さや幅の制限があるケースもあるため、事前に確認しましょう。 |
他にも宗教的な文言は刻めないなど、彫刻にルールが設けられていることもあります。
家族・親族の意向を尊重しているか
お墓の選択は、家族全体で慎重に検討しましょう。特に、費用負担と家族一人ひとりのお墓に対する考え方の違いをすり合わせることが重要となります。
話し合いを避けたまま進めると、後々トラブルに発展するケースも少なくありません。さらに、お墓に対する捉え方も家族によって様々なのが現状です。
将来的なお墓の管理や継承の問題も含めて、家族全員が納得できる選択をしましょう。
相続税対策の課税対象外となるお墓か
お墓は祭祀財産として扱われるため、原則として相続税の課税対象外となり、生前に購入しておくことで相続税対策にもつながります。
ただし社会通念上、不相当に高額なお墓は祭祀財産と認められず課税対象になる点には注意が必要です。お墓購入のローンの残債は相続税の債務控除の対象外であるため、相続税対策として検討する場合は、現金一括購入が望ましいでしょう。
まとめ
お墓の購入は人生における重要な決断です。立地や予算、宗教的制限、管理体制など確認すべき項目は多岐にわたります。
特に家族の意向を尊重し、将来的な管理や継承も見据えた選択が欠かせません。現地を訪れて環境を確認し、契約前には利用規約や建墓期間を細かくチェックしましょう。
焦らず時間をかけて検討することで、家族全員が納得でき、故人を安心して供養できる場所が見つかります。
