お知らせ・ブログ
お墓選びでよくある失敗談8選|失敗しないポイントも紹介
お墓は失敗しても気軽に変えられるものではありません。お墓を建てるだけで100万円以上必要だったり、遺骨を取り出せなかったりするためです。
お墓選びで後悔しないためには、失敗談を把握して、できる限り自分に適した霊園を選ばなければいけません。
この記事では8パターンの失敗談を紹介し、失敗しないためのポイントを解説しています。お墓選びで失敗したくない方やどのような失敗事例があるのか知りたい方は参考にしてください。
| 【この記事で分かること】 ・お墓選びでの失敗談 ・失敗を避けるためのポイント |
お墓選びでよくある失敗談
お墓選びは人生で何度も経験することではないため、多くの方が「初めてならではの失敗」に直面します。
費用や管理の負担、立地条件、宗教的な制約、家族間での意見の食い違いなど、契約後に気づいて後悔するケースがあとをたちません。
以下に実際に起こりやすい代表的な失敗談を詳しく紹介し、どのような点が見落とされがちなのかを具体的に解説します。
墓石のサイズやデザインで後悔

墓石を選ぶ際に「小さくてシンプルなもので十分」と考えて契約したところ、あとになって戒名を刻むスペースが足りなくなったという失敗は多いです。
夫婦や家族で複数名が入る予定の場合、将来の刻字スペースまで考慮せずに墓石のサイズを決めると、追加の刻字ができない不自然な配置になるといった問題が生じます。
デザイン墓を選んだものの、親族から「派手すぎる」「先祖代々の雰囲気と違う」といった否定的な意見が出てしまうケースもあります。お墓は家族全員が利用する場所であるため、自分たちだけの感性で選ぶと不満やトラブルにつながるかもしれません。
墓石の材質選びも重要です。見た目や価格を重視した結果、柔らかく傷がつきやすい素材だったため数年で劣化が目立ってしまった例もあります。
石材には吸水率や耐久性の違いがあり、品質が低いと色あせ・欠け・水シミが生じやすくなるため注意が必要です。
管理費や維持コストが思ったより大きい
お墓の費用は「墓石代」や「永代使用料」だけに注目しがちですが、実際には毎年支払う「管理費」が大きな負担です。
墓石代や永代使用料は比較的安く抑えられたものの、年ごとの管理費が想像以上に高額で、結果として総額では割高だったというケースは少なくありません。
民営霊園では、設備管理や清掃、施設維持のための費用が高めに設定されていることも多く、長期的に見たとき支払いに苦労する原因です。さらに、毎年の負担が積み重なり、やむを得ずお墓のあり方を見直すケースも存在します。
管理費は契約後も続く固定費であり、将来的に収入が変動したり高齢になって支払う余裕がなくなったりすることも考えられます。
お墓選びでは「初期費用」だけでなく「年間維持費がどれくらいかかるのか」「将来的に支払える見込みがあるのか」をしっかり確認することが重要です。
費用シミュレーションを行い、長期的に無理なく維持できるお墓を選ぶことが失敗を防ぐポイントです。
耐震・免震対策がされておらず、地震でズレたり倒れたりしてしまった

墓石の建立時に耐震・免震対策が不十分な場合、大きな地震が発生すると墓石のズレや転倒が起こる恐れがあります。
墓石の最上部に設置される「竿石(さおいし)」は、接地面積が小さく縦に長い形状をしているため、強い揺れを受けるとバランスを崩しやすく、ズレ落ちたり倒壊したりする危険性が高い部位です。
実際、過去の大規模地震では、多くの墓石が転倒・破損する被害が報告されています。近年ではこうしたリスクを踏まえ、墓石の耐震施工が標準化されつつあります。
具体的には、ステンレス製の耐震金具や接着強度の高い専用ボンドを使用する方法、揺れを吸収する免震パッドを用いた工法などです。
安全性を高める技術を取り入れる墓地や石材店が増えています。これらの対策により、地震時の衝撃を軽減し、墓石の倒壊リスクを大幅に下げられます。
墓石を建立する前には、「基礎部分の構造はどうなっているか」「耐震・免震用の部材が使われているか」「免震施工に対応しているか」などを事前に確認することが重要です。
家族が安心して長く供養を続けるためにも、施工内容や安全対策について十分な説明を受け、納得したうえで建立を進めるようにしましょう。
地盤・災害リスクを無視して建ててしまった
お墓選びでは、立地による災害リスクも考慮する必要があります。霊園の中には山の斜面や造成地に作られているものもあり、地盤が弱い場所では大雨や地震で土砂が流れやすく、墓石が傾いたりズレたりするトラブルが生じる可能性があります。
水害の多い地域では大雨のたびに霊園内の水はけが悪くなり、お参りが困難になるだけでなく墓石の劣化を早める原因になるためです。
近年は異常気象が増えており、想定外の災害により墓地全体が被害を受ける場合もあります。災害が原因によるお墓の倒壊は、周辺の地形や自治体のハザードマップを確認すれば避けられたリスクです。
お墓は建て直しが難しく費用も大きくかかるため、最初の段階で以下のような点をチェックしておきましょう。
- 地盤の強さ
- 災害リスク
- 水はけの良さ
大阪北摂霊園では、園内の計画的な維持管理や修繕を行っており、災害リスクを低減させられるよう努めています。また、所在地である大阪府豊能町防災ハザードマップでは、霊園が土砂災害警戒区域に指定されていないため、災害時にも墓石や墓地全体を失うリスクは低めです。
選んだお墓の供養スタイルが家族の意向と合わなかった
お墓選びでは、故人の希望だけでなく、将来お参りする家族の意向も確認しておくことが重要です。
家族とのすり合わせが十分でないまま契約し、「実際の供養スタイルが家族のイメージと違っていた」というケースがあります。
例えば合同区画を選んだ場合、個別にゆっくりお参りしたい家族から「落ち着いて手を合わせづらい」と感じられることがあります。
「永年個別」と案内されていても、文字どおり永遠に個別のスペースが与えられるわけではありません。一定期間後に合同埋葬へ移行する仕組みの施設もあり、あとから知って驚くケースもあります。
こうしたミスマッチの多くは、供養方法そのものの問題ではなく、プラン内容や将来の扱いに関する事前理解が不十分なためです。
実際には、長期間個別区画を維持できるプランや、家族が静かにお参りできる環境を整えた樹木葬施設も増えています。事前に情報を確認し、家族の意向と照らし合わせて選ぶことが大事です。
景観が良いと思って契約したが、実際の環境が違った
霊園を見学した際に「景観が良い」と感じて契約したものの、実際の環境が想像と違っていたというケースもあります。
見学は晴れの日の一度だけで、実は風が強いエリアだったことにあとから気づいた例や、周囲の建設工事が始まり、当初の静かで落ち着いた雰囲気が失われてしまったというパターンもあります。
霊園内の坂が急で高齢者が歩きづらく、お参りのたびに苦労するという問題もあるため、自分だけの都合で決断してはいけません。
このような失敗は、見学時の一時的な印象だけで判断してしまうことが原因です。天候や時間帯、季節によって環境が大きく変わるため、複数回の見学や将来の開発計画の確認が欠かせません。
アクセス・立地が悪くお参りが難しい
お参りのしやすさはお墓選びで重要な要素です。アクセスのしやすさよりも安さを優先した結果、お参りが困難になったという失敗はありがちです。
霊園の価格が安かったため郊外を選んだものの、実際に通ってみると片道1時間以上かかり、身体への負担が大きいというケースは珍しくありません。
高齢になると長距離移動が難しくなり、お墓参りの頻度が徐々に減ってしまうことにつながります。
「もう少し近くにすればよかった」と後悔する例は多く、費用より立地を優先すべきだったという声もみられます。
しかし、郊外であってもアクセスが工夫されている霊園であれば話は別です。大阪北摂霊園は駅から離れているものの、バスでアクセスできるため比較的行きやすいと評価されています。
公共交通機関の有無や動線の良さによって、同じ「遠い霊園」でも負担は大きく変わります。
お墓参りは長期にわたり続くものだからこそ、費用だけではなく実際の移動手段・距離・通いやすさを重視することが極めて重要です。
駐車場が少なく、法要のたびに大混雑
霊園の施設環境を十分に確認しないまま契約し、あとになって「駐車場が少なくて不便だった」と気づくケースもあります。
お盆や彼岸といった混雑する時期には、車を停められず長時間待つ羽目になったり、遠くの臨時駐車場から歩かなければならなかったりすることもあります。
高齢の家族がいる場合、駐車場から墓地までの距離が長いと大きな負担となり、不満が蓄積しやすいでしょう。駐車場の広さ・台数・混雑時の対応なども契約前に必ずチェックすべき重要なポイントです。
なお、大阪北摂霊園は混雑状況をライブカメラで確認できるため、混雑を避けながらゆっくりと参拝できます。
お墓選びで失敗しないためのポイント
お墓選びで後悔してしまう多くのケースは、事前の情報不足や家族間の話し合い不足によって起こります。
費用・立地・宗教条件・将来の継承といった要素は、一度契約すると簡単に変更できないため、慎重に確認しなければいけません。各家庭の事情や価値観にあわせて検討することで、長期的に満足のいくお墓選びが実現できます。
お墓選びで優先したいことを決める
お墓選びを成功させるためには、まず「何を最優先にするのか」を家族で明確にすることが重要です。
優先したい事項の具体例は以下のとおりです。
- 立地の良さを重視するのか
- 費用を抑えたいのか
- 宗教条件が合っているか
- 自然の中で眠りたいのか
重視するポイントは家庭によって異なります。これらを決めずに見学を進めると、霊園の雰囲気や説明に流されてしまい、本来求めていない形式のお墓を契約してしまうかもしれません。
あらかじめ、「通いやすさを最優先する」など優先順位を決めておけば、納得のいく選択ができます。後悔がないよう、事前に家族で話し合って意見を揃えておきましょう。
予算をシミュレーションしておく

お墓の費用は、さまざまな項目から構成されます。契約前に予算を総額で試算し、将来的に発生する費用まで見越した計画が重要です。
主な費用は以下のとおりです。
- 年間の管理費
- 墓石費用
- 工事費
- 彫刻料
- 納骨料
寺院墓地であれば上記以外にも法要費など、多岐にわたる費用を確認する必要があります。
「墓地代が安いから安心」と思っても、墓石代や工事費が加わると大幅に高額になるケースもあり、事前の試算が不十分だと予算オーバーにつながります。
年間管理費は契約後も続く固定費です。そのため、退職して年金暮らしになった場合、年間管理費の支払いが負担になる可能性があります。
「総額でいくらかかるのか?」「毎年どれくらいの維持費が必要なのか?」を明確にし、無理のない予算内で選ぶことが後悔を防ぐポイントです。費用シミュレーションを行えば、長期的に安心して維持できるお墓を選べます。
樹木葬の費用については以下の記事で詳しく解説しています。
なお、大阪北摂霊園は、以下のような料金体系となっており、合葬や樹木葬など一部のお墓は年間の管理費用がかかりません。
【建立葬(一般墓地)】
- 丘陵墓所:管理料必要
- 天空墓所:管理料必要
- 芝生墓所:管理料必要
- 小さなお墓(期間限定墓地):管理料不要
【合葬/樹木葬】
- 管理料不要
地盤や災害リスクを事前にチェックする
お墓は一度建立すると、数十年、場合によっては100年以上にわたって維持・管理していくものです。そのため、墓地を選ぶ際にはデザインや立地だけでなく、設置場所の安全性を十分に確認することが欠かせません。
地盤が弱い場所や水はけの悪い土地では、長年の雨や地震の影響によって墓石が傾いたり、基礎部分が沈下したりする恐れがあります。
洪水や土砂災害のリスクがある地域では、墓地自体が被害を受け、修復に大きな費用や手間がかかるケースも少なくありません。
造成地や山を切り開いた斜面にある墓地は、一見整備されているように見えても、地盤が不安定な場合があります。
自治体が公開しているハザードマップを確認し、浸水想定区域や土砂災害警戒区域に該当していないかを事前にチェックすることが重要です。
過去に周辺でどのような災害が起きたのか、被害履歴を調べておくと安心です。資料だけで判断せず、実際に現地を訪れて地面の状態や排水設備、周囲の地形を確認しましょう。
見た目の良さだけでなく、土地の安全性まで考慮することで、将来にわたって安心して供養を続けられるお墓選びにつながります。
形式(一般墓・樹木葬・納骨堂・合葬墓)の違いを理解する
お墓には複数の形式があり、それぞれ特徴やメリット、向いている家族構成が異なります。
| 一般墓(墓石) | 個別性が高く、従来型の墓参りが可能だが、費用や管理に手間がかかる点がデメリット |
| 樹木葬 | 自然志向で管理負担が少ない点が魅力。施設によっては個別区画の期間が限定されており、一定年数後に合同墓へ移行する仕組みが採用されている |
| 納骨堂 | 屋内施設で雨の日でもお参りしやすく、アクセスも良い場所に設置されることが多いため人気がある。使用期限が設定されている場合もあるため注意が必要 |
| 合葬墓 | 費用が最も安く、継承者がいない家庭でも安心して利用できるが、個別性はあまりない |
また近年は、粉状にした遺骨を山林や海などに還す散骨もあります。
ライフスタイルや家族構成、将来の管理負担などを総合的に考え、どの形式がお互いにとって最適かを検討すれば後悔する可能性を減らせます。
お墓の種類については以下の記事も参考にしてください。
お墓の種類は何がある?種類ごとのメリット・デメリットなどを解説
家族全員で話し合い、合意を取る
お墓選びは家族全員が関わることだからこそ、意見のすり合わせが非常に重要です。相談不足はお墓選びで発生する後悔の原因とされており、費用、宗教観、お参りの頻度、希望する形式などを丁寧に話し合う必要があります。
家族の価値観や生活スタイルが違うことも多いため、複数の候補を共有し、それぞれのメリット・デメリットを比較することで納得のいく選択ができます。
若い世代と高齢世代で重視するポイントが異なることがあるため、互いの意見を尊重しながら決断すれば、後々のトラブルを防げるでしょう。
家族全員が同じ方向を向いて選ぶことで、お墓を巡る不満や負担が軽減され、長期的に安心できる供養環境が整います。
契約内容を細かく確認する
お墓や樹木葬、納骨堂の契約を結ぶ前には、必ず利用条件や運用ルールを細部まで確認しておくことが欠かせません。重要なのが、将来的に利用をやめる場合の返還条件やその後の取り扱いです。
返還時に費用が発生するのか、遺骨はどのように取り扱われるのかといった点は、施設ごとに大きく異なります。
使用期限の有無や、一定期間は個別に安置され、その後に合祀へ移行する仕組みが採用されているケースも多く、移行時期や方法を事前に理解しておく必要があります。
こうしたルールを把握せずに契約してしまうと、「思っていた供養の形と違った」「知らないうちに合祀されていた」といった後悔につながりかねません。
契約書には専門的な用語や法律的な表現が多く使われていることがあり、内容を十分に理解しないまま署名してしまうのは避けましょう。
不明点や疑問があれば、その場で必ず質問し、納得できるまで説明を受けることが大切です。
霊園の運営体制や評判もチェックする
霊園を運営する組織の質は、利用者の満足度や安心感に大きく影響します。いくら立地や費用条件が良くても、日常的な管理が行き届いていなければ、参拝のたびに不安や不満を感じるでしょう。
園内の清掃が定期的に行われているか、雑草やゴミが放置されていないかといった点は、管理体制を判断する重要な指標です。
また、問い合わせや相談をした際のスタッフの対応が丁寧でわかりやすいかどうかも、信頼できる運営主体かを見極めるポイントになります。
インターネット上の口コミや評判は、実際に利用している人の率直な感想を知ることができ、公式サイトだけではわからない実情を把握しやすくなります。
もう一つ重要なのが、運営母体の安定性です。長期にわたって安定運営されている霊園であれば、管理体制が急に変わるリスクは低く、将来にわたって安心して利用できます。
運営基盤が不安定な場合、管理水準の低下やサービス内容の変更が起こる可能性も否定できません。
お墓は何十年にもわたり利用する大切な場所だからこそ、信頼できる運営主体を選ぶことが、後悔しない霊園選びの大きな鍵となります。
まとめ
お墓選びは、費用・立地・宗教条件・将来の継承といった多くの要素が絡み合う、家族にとって大きな選択です。
管理費の負担やアクセスの悪さ、宗派の違い、環境の変化といった失敗例は、事前の確認不足によって起こることが多く、一度契約すると簡単には変更できません。
家族全員で優先事項を話し合い、総額費用のシミュレーションや災害リスク・運営体制のチェックなど、細かな情報を丁寧に確認しなければいけません。
形式の違いや将来の継承問題にも着目し、無理なく維持できるお墓を選ぶことで、長く安心して故人を偲べる環境を整えられます。
大阪北摂霊園を運営・管理している公益財団法人大阪府都市整備推進センターは、都市計画の促進と発展向上・定住魅力あふれる良好なまちづくりを推進しており、運営母体も安定しています。利用料金もあらかじめ提示している金額をあとから請求することもないため、数年後までの負担額がわかりやすいです。
公営の霊園をお探しの方も、ぜひ一度見学にお越しください。
